新型コロナウイルスの可能性があるときに飲んではいけない市販薬とは?飲んでも大丈夫な解熱剤や風邪薬は?

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こんにちは!もっぱら頭の中は、新型コロナウイルスのことばかりです。

ちょっと前に長引く風邪をひいて、やっと治ったところだったのに、今日はまた微熱が出ちゃいました。

再発しやすいって言うし、やっぱり新型コロナウイルスだったのかな?

というタイミングで、「新型コロナウイルスでイブプロフェン系の薬を飲んではいけない」というタイムリーなニュースがありました。

周りでも気軽にイブバファリンを飲んでいる人が多くて心配だったのでまとめました。

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新型コロナウイルスかもしれないときに飲んでもいい薬・飲んではいけない薬

フランスの厚生大臣オリヴィエ・ヴェラン氏がTwitterにて「抗炎症薬(イブプロフェン、コルチゾン、 …)感染の悪化要因になる可能性があります。熱がある場合は、パラセタモール(アセトアミノフェン系のフランスの薬品名)を服用してください。」 と呼びかけました。

一部でフェイクニュースだと騒がれていますが、フランスの厚生大臣オリヴィエ・ヴェラン氏が言っているのだから、完全フェイクって事はないと思います。

WHOは17日、専門家が調査を進めている段階だとしています。そのうえで、「イブプロフェンをみずからの判断で服用しないでほしい」としたうえで、代わりに解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンを使うよう呼びかけました

WHO 新型ウイルスへのイブプロフェン影響は「調査中」 | NHKニュース
WHO=世界保健機関は抗炎症薬の「イブプロフェン」が新型コロナウイルスによる症状を悪化させるおそれがあるとする指摘が出て…

しかし、WHOは翌日の18日「(イブプロフェンを)控えることを求める勧告はしない」と訂正しました。

WHO 感染の疑いに「イブプロフェン」服用 控える勧告せず | NHKニュース
WHO=世界保健機関は18日、ツイッターの公式アカウントを更新し、新型コロナウイルスに感染している疑いがある場合に抗炎症…

とは言え、フランスの地域圏保健庁(Agence Régional de Santé : ARS)にも以下のように記載されています。

COVID19の可能性がある患者または確認された患者では、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の使用に関連する重大な有害事象が報告されています。

引用元:ARS Corse

WHOでは『イブプロフェン』の名前しか上げていませんが、オリヴィエ・ヴェラン氏は、非ステロイド系抗炎症薬  NSAIDs(=NSAID)全体的な話としています。

インフルエンザ脳症になる可能性もあるので、インフルエンザの可能性があるときも飲んではいけないのは、皆さんもご存知かと思います。

今回、新型コロナウイルスの件ではWHOが最初に言っていることは、だいたい後から間違いになっていますよね?

あんまりWHOの言うことを鵜呑みにしない方が良いと思います。

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新型コロナウイルスで飲んではいけない薬

飲んではいけない解熱剤

新型コロナウイルスで避けたほうが良いという非ステロイド系抗炎症薬  NSAIDs(=NSAID)で、よく市販薬に入っているのはこちらの成分です。

  • イブプロフェン
  • アセチルサリチル酸(エテンザミド、アスピリンなど)
  • ロキソプロフェン(ロキソニンなど)

この他にも、非ステロイド系抗炎症薬  NSAIDs(=NSAID)はあります。成分表を見ても間違えそうなので、専門知識のある薬剤師さんに相談の上、購入した方がいいでしょう。

名前の知られた薬剤名で言うと、イブ、バファリン、アスピリン、ロキソニンなど、殆どの頭痛薬はNGです。

歯痛や生理痛など、風邪や頭痛以外のときにも飲むことがあるでしょう。

しかし現在のように、新型コロナウイルスが流行中は、誰しも感染していないとは言い切れないです。

安易にこれらの薬を飲むのは避けた方が良さそうです

飲んではいけない風邪薬

総合感冒薬は、主成分がアセトアミノフェンだとしても、非ステロイド系抗炎症薬  NSAIDs(=NSAID)が入っていることが多く、殆どの総合感冒薬がNG

成分が確認出来ない場合は、総合感冒薬を飲むのは避けたほうがいいでしょう。

また、同じ商品名の風邪薬シリーズでも、パブロンエースPro錠には抗炎症薬が入っているのでダメですが、パブロン50には入っていないなど、薬品ごとに違いますので、成分をよく確認してから飲みましょう。

新型コロナウイルスで飲んでもよい薬

飲んでもよい解熱剤

新しい新型コロナウイルスについては、現時点で悪化するような報告がなくても、これから違う情報が出てくる可能性があります。

薬を飲まないで耐えられる程度なら、何も飲まないほうが良いでしょうね。

辛くてどうしても飲むなら、アセトアミノフェンにした方がいいですね。

インフルエンザ脳症についても、アセトアミノフェンなら問題ないと言われていますね。

注意して欲しいのは、アセトアミノフェン主剤の薬にも、非ステロイド系抗炎症薬  NSAIDs(=NSAID)が入っていることが多いです。

アセトアミノフェン主剤、且つ、非ステロイド系抗炎症薬  NSAIDs(=NSAID)が入っていないものを探して下さい。(少ないですが)

また、アセトアミノフェンは服用時間や服用量によって、肝障害の可能性があるので、医師や薬剤師に相談のうえ飲みましょうとのこと。

日本で名前の知られた薬剤名で言うと、カロナール、タイレノールAなら大丈夫です。

普通に薬局で買えるのはタイレノールAですね。

飲んでもよい風邪薬

ほとんどの総合感冒薬には、非ステロイド系抗炎症薬  NSAIDs(=NSAID)が何かしら含まれていますので、漢方薬系の方がいいでしょう。

私は2月に微熱と空咳の出る長引く風邪をひいて、治ったと思ったら3月に入ってまた微熱が復活した為、家にあった葛根湯と桂枝茯苓丸とビタミンCを飲んでみました

葛根湯は風邪のひきはじめに効果があるのはご存知の通り。

桂枝茯苓丸は風邪薬ではないですが、新型コロナウイルス用の漢方薬清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)の元になった漢方薬のひとつ、「五苓散」に入っている生薬、桂皮茯苓が入っているから飲んでみたけど、完全に自己流なので、わざわざ真似しないでね

そのせいかどうかはわかりませんが、お陰さまで再発した風邪も収まりました

わざわざ購入する場合は、自分の症状に合わせたお薬を購入して下さいね。

ロックダウン(都市封鎖)の前に、発熱や咳に効く漢方薬を用意しておくのがおすすめです。

コロナ専門漢方薬「清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)」は未発売

既存の4つの漢方薬(麻杏甘石湯、射干麻黄湯、小柴胡湯、五苓散)を混ぜて新型コロナウイルスように新たに調合された漢方薬です。まだ販売はされていませんが、同じ成分の漢方薬を合わせて飲むのも手です。詳しくは別記事で。

新型コロナウイルスように新たに調合された漢方薬「清肺排毒湯」の代用になるものは?
新型コロナウイルス用に調合された漢方薬「清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)」というものが存在する。 ...

風邪初期には葛根湯(かっこんとう)

風邪かな?というときに葛根湯。超初期のタイミングに飲むといいです。

効能・効果:ゾクッとした寒気や、風邪の初期、頭痛、肩こりなど

高熱には麻黄湯(まおうとう)

新型コロナウイルスように新たに調合された漢方薬「清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)」の元になった、4つの漢方薬のうちの一つ「射干麻黄湯(やかんまおうとう)」に一番近いのが「麻黄湯(まおうとう)」です。

発熱しだしたら麻黄湯。インフルエンザでもタミフルと同程度の効果が確認されています。

効能・効果:ひどい寒気、高い発熱、節々が痛いとき

咳には麦門冬湯(ばくもんどうとう)

麦門冬湯は、パブロン50の元にもなっている咳止め効果のある漢方薬。

効能・効果:たんが切れにくく、ときに強くせきこみ、又は咽頭の乾燥感があるもの、からぜき、気管支炎、気管支ぜんそく、咽頭炎、しわがれ声

咳には麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)

新型コロナウイルスように新たに調合された漢方薬「清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)」の元になった、4つの漢方薬のうちの一つ。

効能・効果:せきが出て、ときにのどが渇くもの、気管支ぜんそく、気管支炎、感冒

咳には甘草湯(かんぞうとう)

効能・効果:激しいせき、咽喉痛、口内炎、しわがれ声

痰・鼻水には小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

新型コロナウイルスように新たに調合された漢方薬「清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)」の元になった、4つの漢方薬のうちの一つ。

効能・効果:うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るもの、気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、感冒

総合感冒薬ならパブロン50

私は漢方薬の方が好きですが、漢方薬が苦手で総合感冒薬の方が好きな人もいますよね。

ちょっと調べてみたところ、漢方薬アセトアミノフェンを合わせたパブロン50には、非ステロイド系抗炎症薬  NSAIDs(=NSAID)が入っていないようです。

パブロンは種類が沢山あるので、他のパブロンと間違えないようにして下さいね。

効能・効果:かぜの諸症状(のどの痛み、発熱、悪寒、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み、たん)の緩和

パブロン50 成分 4錠中
アセトアミノフェン 150mg
グアヤコールスルホン酸カリウム 80mg
バクモンドウ(麦門冬) 533.3mg(12錠中 1600mg)
カンゾウ(甘草) 133.3mg(12錠中 400mg)
コウベイ(粳米) 666.7mg(12錠中 2000mg)
タイソウ(大棗) 200mg(12錠中 600mg)
ニンジン(人参) 133.3mg(12錠中 400mg)
ハンゲ(半夏) 333.3mg(12錠中 1000mg)
添加物:無水ケイ酸、ケイ酸Al、カルメロースCa、ステアリン酸Mg、トウモロコシデンプン
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