こんにちは!もっぱら頭の中は、新型コロナウイルスのことばかりの、アラフィフちゃんことあかりです。
最も早く感染者を受け入れた武漢の拠点病院「金銀潭病院」の張定宇院長によると、「早期発見、早期治療が必要だ。特に酸素吸入は症状が重い時だけでなく、できるだけ早めに行った方がいい」と言っています。
武漢の拠点病院の張院長。
→日本の医療関係者に「早期発見、早期治療が必要だ。特に酸素吸入は症状が重い時だけでなく、できるだけ早めに行った方がいい」と忠告した。できるだけ自宅に居させる日本の対処は逆に重症者を増やさないか心配です
https://t.co/VfHFHM3xvC #新型肺炎・コロナウイルス
— Toshi Ogata (尾形 聡彦) (@ToshihikoOgata) February 27, 2020
私自身も気管支が弱く、喘息傾向にあり、また自然気胸(肺に穴があく)で手術したこと、肺炎をしたことがあるので、感染したら挿管までは行かなくても、マスク型の人工呼吸器くらい必要になる可能性は十分にあります。
国内に病床はいくつあるのでしょうか?人工呼吸器はいくつあるのでしょうか?
都道府県ごとの病床使用率
都道府県ごとの現在の感染者数と病床使用率がまとめられているページ。ひと目でどの県が医療破壊しつつあるのかわかります。
新型コロナウイルスで医療崩壊したら
医療破壊しているイタリアでは「60代以上に人工呼吸器使わず」
急激な感染拡大した現在のイタリアでは、人工呼吸器が足りなくなっている為、60代以上の患者には人工呼吸器さえ使えなくなっているという。
イタリアの保守系メディア『イル・ジョナーレ』に、「すべての患者に挿管はできない。60代以上は無理だ」というタイトルで、ミラノの医師のインタビューが掲載されました。
”「挿管する人を選択します。若い人や、他に症状のない人を選びます。他の大病院ではもはや挿管もしません」患者が多すぎて…”
→これが恐れていた事態です
第二の武漢にならない
救える命を救えないとならない
【イタリア医療崩壊「60代以上に人工呼吸器使わず」】https://t.co/m2brW4IsKj— 岸田直樹【コビットファイター/感染症専門医】MD,MPH, 三児(男×3)父、kiccyはキッシー (@kiccy7777) March 11, 2020
日本は医療破壊しても高齢者が人工呼吸器を使えるのか?
現在の日本は爆発的な感染拡大の手前で、なんとか踏みとどまっているが、今後、医療破壊が起これば、同じ様なことがおきるでしょう。
東京都ではピーク時の外来受診が1日4万人、入院2万人を超える恐れだそう。
「最悪の事態を想定し、医療体制を準備してもらうための目安」。東京都ではピーク時の外来受診が1日4万人、入院2万人を超える恐れ。都道府県別の新型コロナ患者推計です。#新型コロナウイルス #新型肺炎 #COVID19
▶️医療現場に「構え」求める 国の新型コロナ患者推計https://t.co/FH2WPoNeTW pic.twitter.com/TjEWTyaYML
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) March 9, 2020
日本では倫理的に、高齢者などという区別はつけられないのでは?と思う人が多いと思います。
しかし現実的に考えればわかると思いますが、人工呼吸器の数が増えるわけでもなければ、患者すべてに使うことは物理的に無理です。
公言しないものの、現場の判断で行われていくでしょうね。
更に重篤な患者には人工心肺装置「ECMO」が必要?
重篤な患者となると 「ECMO」と呼ばれる人工心肺装置を使って血液中に直接、酸素を送り込み、肺の機能を一時的に代行しながら、患者自身の免疫によってウイルスが排除されるのを待つ必要があるそうです。
国内では、今月の11日までに少なくとも23人に「ECMO」が使われ、過半数の患者が回復へ向かっており、今のところ亡くなった患者はいないとのことです。
国内の人工呼吸器台数とECMO(人工心肺装置)台数
新型コロナウイルスでは重症肺炎になる方が多く見られます。
重症肺炎で人工呼吸器を使用しても体に酸素を十分に取り込むことができない場合は、体外式膜型人工肺(ECMO:エクモ)による治療を行う必要があります。
厚生労働省のページによるとECMOは、感染症指定医療機関では480台以上が使用可能のようです。
新型コロナウイルスによる重症肺炎でも使用されているエクモは、全国の感
染症に対応する病院(感染症指定医療機関)では600台以上保有されており、使
用中の2割を除き、8割が対応可能となっています。その他の医療機関でも、
エクモは保有・使用されています(3月3日(火)時点 厚生労働省調べ)。
引用元:厚生労働省
感染症指定医療機関ではない医療機関でもECMOは保有しています。
全国の人工呼吸器台数
厚生労働省の発表では、一般の病院でも感染者を受け入れていってもらう方針らしいので、全国の人工呼吸器とECMOの数を調べてみました。
2020年3月9日 人工呼吸器およびECMO装置の取扱台数等に関する緊急調査の結果について
調査期間 2020 年 2 月 12 日(水)~20 日(木)
調査機関 (一社)日本呼吸療法医学会・(公社)日本臨床工学技士会
全回答 1,706 から病床が 20 床以上と回答された 1,558 について結果をまとめたと書いてあるので、実際にはもう少しある可能性がある。
人工呼吸器 取扱(台)22,254台
マスク専用人工呼吸器 5,943台
ECMO 装置 1,412台
↑は一般病棟含めてです。感染症病院だけにすると極わずかになります。
各都道府県ごとの人工呼吸器台数
北海道の人工呼吸器台数
人工呼吸器 取扱(台)860台
マスク専用人工呼吸器 213台
ECMO 装置 59台
↑は一般病棟含めてです。感染症病院だけにすると極わずかになります。
愛知県の人工呼吸器台数
人工呼吸器 取扱(台)898台
マスク専用人工呼吸器 245台
ECMO 装置 70台
↑は一般病棟含めてです。感染症病院だけにすると極わずかになります。
すでに愛知県はかなり緊迫した状態のようです。
愛知県、病床不足待ったなし 「今日の5人どうする」:朝日新聞デジタル https://t.co/vab9ANdFV7 #新型肺炎・コロナウイルス
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) March 11, 2020
3月20日時点の愛知の致死率はズバ抜けて高く11.9%。
愛知に広がっているコロナウイルスが、東京のとちょっと型が違うような話もあるので、医療体制の問題だけでないのかもしれませんが。
いつ他の県も致死率が10%超えるかわかりませんよね。
東京都の人工呼吸器台数
人工呼吸器 取扱(台)3,066台
マスク専用人工呼吸器 736台
ECMO 装置 196台
↑は一般病棟含めてです。感染症病院だけにすると極わずかになります。
東京都ではピーク時の外来受診が1日4万人、入院2万人を超える恐れだそう。
ですが、感染症の病床は118床しかなかった!
でも一般の病院でも受け入れて行く方針で4000床まで整備するとか。
3/31 追記 500床まで増えました!
【悲報】
東京都、今の今まで感染症隔離のための病床が118床しか用意されていなかったことが判明 pic.twitter.com/25XDJkehRh— chocolat. (@chocolat_psyder) March 24, 2020
大阪府の人工呼吸器台数
人工呼吸器 取扱(台)1,000台
マスク専用人工呼吸器 281台
ECMO 装置 140台
↑は一般病棟含めてです。感染症病院だけにすると極わずかになります。
神奈川県の人工呼吸器台数
人工呼吸器 取扱(台)737台
マスク専用人工呼吸器 276台
ECMO 装置 63台
↑は一般病棟含めてです。感染症病院だけにすると極わずかになります。
全都道府県別 人工呼吸器台数
都道府県別は公益社団法人 日本臨床工学技士会のページでご確認下さい。
早く検査体制を整えて感染拡大を防止して欲しい
現在の国内では、医師の判断があっても、なかなか検査してもらえずに、重症化してしまったりしています。
PCR検査を拒否され、病院のたらい回しで重症化する方や死亡してから陽性が判明する方が跡を絶たないが、検査が保険適用になってもかかりつけ医
判断では実施出来ず
専門家会議報告のここ1〜2週間が瀬戸際を連日言うのみで
新年度国家予算のコロナ対策はまさかの0円pic.twitter.com/AaqrifBIVH— 前田弘幸 (@fxi9ttSrGrL5Hnx) March 8, 2020
症状の初期に治療すると、重症化を防ぐ率が高くなると言われているのに残念です。
ちなみに現在、効果があると試されている治療薬は3種類
- アビガン
- カトレア
- レムレジブル
検査出来ないので、風邪かも?くらいでは仕事を休めないので、無意識に感染を広げている。
また、介護職員の方など、多くの高齢者や基礎疾患のある方々に感染させる恐れのある職業などは、重症化していなくても検査が必要だと思います。
政府の対応では、症状が続いても検査出来ずにいる方が多く、ソフトバンクの孫さんが簡易PCR検査の機会を無償で提供をしようとしてくれています。
コロナウイルス検査のために病院を渡り歩き、感染を増やしてしまわないために自宅で検体採取できる仕組み。ゲイツ財団も似たような方式。#コロナ検査有志https://t.co/ZO7FnpZ4Cl
— 孫正義 (@masason) March 11, 2020
しかし、一般の方からはコメント欄に避難の嵐です。このままでは、孫さんも中止してしまうかもしれない。
検査したくても検査してもらえない人が多数いると聞いて発案したけど、評判悪いから、やめようかなぁ。。。
— 孫正義 (@masason) March 11, 2020
医療破壊を防ぐ為に、検査をさせないのが良いように思っている人が多いようですが、やり方次第だと思うので、他国が検査し過ぎて医療破壊したから、日本も検査をさせないのが正解と決めつけるのはどうかと思いますね。
1.検査すると医療破壊が起こる?
検査する場所と体制をしっかりしても医療破壊が起こるのでしょうか?
軽症者は陽性でも治療しないなら、検査結果がどうであれ、治療する人数は変わらないです。
2.検査の精度は50%らしく、陰性と出たばかりに、安心して出歩いてしまう陽性の人がでる?
そういう元気な人は、検査していない今でも出歩いているのだから、検査したからといって増えるわけではありません。
2.陽性と診断されても、出歩いてしまうモラルの低い人がいる?
多くの人は、陽性と診断されれば、出歩きません。
いくらブラックで忙しい会社でも、陽性なら休ませてくれるはずです。友達や家族にも、普通は会うのは控えるでしょう。
自宅待機の軽症の陽性者が、好き勝手に出歩かないように制度を整えれば良いと思うのですが、なぜ、ごく一部の低いモラルに合わせようとするのか?
肺炎が進行する前に、周囲へ感染拡大してしまう前に、早期診断が重要なのは言うまでもない。検査数が多い=医療崩壊を招く、という主張は必ずしも正しくなく、軽症感染者への療養指示をしっかり出せばいいだけ。重症者の受診制限による死亡をこれ以上出してはならない。https://t.co/UmFU8a7LIT
— 富坂美織 (@mioritomi) March 11, 2020
どう考えても、検査した方がメリットの方が上回ると思うのだが・・・。
早く検査体制を整えて感染拡大を防止して欲しいものです。