今日は新橋のちょっと先、渋谷区本町小学校前にあります、
「酒呑地蔵」をご紹介致します。
ちなみに渋谷区本町はホンマチ、中野区本町はホンチョウと言います。
お間違えの無いように!
このお地蔵は室内にいまして、お座敷になっていて、お地蔵様の前には座布団までしいてあり、
経本や、線香ももちろんのこと、小さなお勝手があり、ヤカンや急須も常備されています。
酔っ払って亡くなった方の慰霊のようですが、現在はいろんな願いも聞いてくれるのか、
お願い事を書くノートも用意されています。
お地蔵様をめったに拝んだ事がないのでよくわかりませんが、
至れり尽くせりで変った感じをうけました。こんなものなのかなぁ。
どちらにせよ、地元の方に愛されているお地蔵様のようでした。
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「酒呑地蔵」
この地蔵は、江戸時代の宝永五年(1708)にたてられ、別名を子育地蔵とも言われますが、
つぎのようないい伝えがあります。
むかし、四谷伝馬町に住む中村瀬平という者は、故あって成長の後に家を出て 幡ヶ谷村の農家に雇われて農作業や子守など一生懸命に働いたといわれています。
瀬平の勤勉さに関心した村人は、三十一才になった正月に彼を招いてご馳走したところ、
普段は飲まない酒に酔った瀬平は川に落ちて水死しました。
瀬平は村人の夢まくらに現れて、この村から酒呑みを無くすために地蔵を造ってほしいと願ったので、村人たちは早速一基の地蔵を建立し、酒呑地蔵と伝えて来ました。
渋谷区教育委員会
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ここは中野新橋付近の地理感ある人向けに書くつもりですので、
詳しい場所の説明は省かせて頂きました。
すべてのものに歴史があるのですね
2005/7/29(金) 午前 1:38返信する
ワンカップがお供えしてあるね。ご近所にもたくさん江戸の風情が残ってますね。また、いろんなの見せてください。
2005/7/29(金) 午前 9:38[ red*ox*9*9 ]返信する
カタクリコさん。ようこそです。この地蔵を建立したのは300年近くもむかしの出来事、さぞかし色々な歴史を見てきたんでしょうねぇ。
2005/7/30(土) 午前 1:13[ あかり ]返信する
REDさん。そうなんですよ、お酒供えてますよね。この仏さんはお酒はもう飲みたくないでしょうにねぇ。
2005/7/30(土) 午前 1:15[ あかり ]返信する
300年ですか、300年。う~ん、深いですね。
2005/7/30(土) 午前 11:04返信する