写真展「新宿ダンボール村」に行ってきました。

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こんにちは、あかりです。

近頃、休日出勤が続き、バタバタしててこころが落ち着かず ブログ更新が滞ってました。

先週の金曜日はお友達と会っていて、その後、お友達が紀伊国屋書店で開催中の写真展「新宿ダンボール村」を見に行くというのでついて行きました。

新宿のダンボール村とは20年以上前に新宿駅西口にあった浮浪者の建てた段ボール住宅が集まった場所のことである。

そんなところにカメラを向けるなんて、てっきり男性の写真家の方なのかと思ったら、なんと! 迫川尚子さんという女性の方でした。しかも、なんと!新宿ベルクの副店長(経営者)さんとな。

会場には一個だけ段ボールのお家が・・・

段ボール村は「1996年1月24日に誕生し、1998年2月7日に完全撤去された」そうです。

私は専門学校が新宿西口だったので、段ボール住宅は毎日毎日見慣れたものでした。なので自分ではダンボール村を知っていると思っていたら誤解だったようです。

1998年4月に専門学校に入学した私はダンボール村が撤去された後ということになる。私が知っているのはその名残りで周りに分散されていたダンボール屋敷だったようです。

けれども記憶に残っているダンボール住宅はとても立派なものだったのを覚えています。
毛布や枕どころじゃなく、窓が付いていて(切り込み入れて)、外に物干し竿で洗濯を干して、中ではお茶を沸かして入れている様子もありました。

迫川尚子さんは、この方々にお茶などご馳走になったりしてたらしいですよ。
すっかり馴染んで受け入れられていたのが写真からも伝わります。それってすごいことですよね。

カメラを向けられたホームレスの人々の表情はすごく穏やかで、隣近所にいる かわいらしい“おとっつあん”達で、瞳がキラキラしていてビックリしました。

私はやはりホームレスの方は浮世離れした生き方から、ちょっと言ってることも顔つきもおかしいように感じていましたが、ただの偏見だったのかもしれません(一部のそういう方の印象が強いだけ?)。そもそもジックリ目を合わせてないのですから本当の顔つきなんてわかるわけありませんよね。

展示のなかに何枚か猫ちゃんを連れている方の写真がありましたが、中でも印象深かったのは、迷い猫探しのチラシです。

一生懸命大切に育ててきました。どこに行ってしまったのか?どなたか知りませんか?みたいな内容でしたが、もっと切実に訴えかけるような文章表現で、このような生活でも、ちゃんと愛情深く生きていらっしゃるんだな~と目頭が熱くなりました。

それから、亡くなられた方の祭壇みたいなところへは仲間からのメッセージが書いてある写真もありました。ここで亡くなられたのかな?病院に行ってたらまだまだ生きれたのかな?なんだか、いろいろ考えさせられます。いのちってなんなのか?

どこで何があったのでしょう?ほんのちょっとした歯車だったのかもしれません。もしかしたらそもそもの生まれた環境が悪かったのかもしれません。このような方に限らず色んなこと(障害者や同和など)を世の中では可哀想って思っちゃいけないってことになっていますし、低次元な表現なのかもしれないけど、私はやっぱり可哀想って思っちゃいます。

同じようにこの世に生を受けて来たのに、同じように幸せになりたかったはずなのに(この生活の中だから見いだせる幸せや愛もあるでしょうが、普通に飢えや寒さはいらなかったと思うので)。なぜこうなっちゃうんだろうね。今は福島でも理不尽なことが起きてるみたいだしね。

これは人間の話しですけど、畜産動物だって同じですよね(私はヴィーガンではありませんが)。神様はなぜ平等を与えてくれないのでしょうね?

生きるってヘヴィですね。

会場の入り口には来場者の方々からのメッセージが沢山貼られていました。

私も感動するものを見させていただいたお礼として書き始めましたが、文章能力がなく短いメッセージにまとめることが出来ずに貼ってきませんでした。(せっかく見せていただいたのにすみませんでした)

5/8~5/31 紀伊國屋書店新宿本店4階ギャラリー
『新宿ダンボール村』 迫川尚子 写真展 1996―1998

新宿本店
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-17-7 TEL:03-3354-0131 営業時間、開催イベント等の最新情報は店舗ページをご覧ください。

明日で終わりか・・・。

ご興味のある方は写真集もありますよ!↓↓↓

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